2010年 12月 04日
はちどりのひとしずく
森が燃えていました
森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました
でもクリキンディという名の
ハチドリだけは いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」
といって笑います
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」「ハチドリのひとしずく」 光文社より
この話の中にはたくさんの教えがこめられていますが、僕はシンプルに「自分のできることを精一杯やって行こう」ということを子どもたちに伝えたいなとおもいました。これまで子どもたちはたくさんのことに挑戦してきました。その中で、はじめはなかなかうまくいかないことも積み上げていけば達成できるということ、力を合わせれば一人でできないこともできるということを実感してきました。思えば、4月当初の子どもたちの口癖は「無理」「えー」でした。だからこそ、今の自分たち自身とクリキンティの言葉を繋げていってほしいなと思いました。
同時に、「クラスは自分たちたちひとりひとりからできている。だから、自分がちょっと変われば、クラスはやっぱり、ちょっと変わっていく・・・」つまり「変わるのはまわりではなく自分から」。「一人ひとりの在り方が世界を変える」こんな僕自身が大切にしたいと思っていることを子ども達にも感じてもらいたいなと思った。
by moomin0321
| 2010-12-04 23:30
| チャレスマ5年1組