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はじめに子どもありき

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ひょんなことからこの本と出合い転機となった本。
この本がきっかけで、尊敬できる人と出会い。
素晴らしい実践をしている学校と出会い。
さらには著者の平野朝久先生にもお会いすることができた。

この本には、先生になって僕が思い続けていた“自分のありたい姿”が書かれていた。
子どもたちと共にありたい。子どもたちと学びを作って行きたい。子どもたちと同じ夢を共有したい。
そのために学ぶべきことはこれだと強く思った。

「子どもをじっと見守り、その子どもが何を考えているか、何を考えているか、何をしようとしているか・・・・ということに耳を傾けるようにしたい。」

「授業というのは、この私が目の前この子どもとともに創っていくものである。」

「自分が大事にしたいことをよく吟味し、それをより確かなものにしつつ、それに基づいて自分のよりよいありかたを求め続けていかなければならない」

「子どもを受動的な存在として見、扱うのではなく、能動的学習者として認める。」

「子どもは、というよりも人間は、もともと何かを知ろうとし、分かろうとし、できるようになろうとしている。一言で言えば常に学ぼうとしている。」


「はじめに子どもありき」平野朝久 学芸図書  より引用。



何度も読み直している本だが、今日思うところがあってまた読み返した。

僕はなぜこの考えに共感できたのか、心動かすことができたのかわかった気がしたからだ。

それは今目の前にいる子どもたちのお陰だということ。

何でも精一杯持てる力全部を使って学ぶ子どもたち。そんな子どもたちの姿から学ばせてもらっていたんだ。

本をはじめて読んだとき、理念のすごさに「分かっているけど、形にできない」ジレンマがあった。

でも、その答えは子どもたちが持っていた。

まだまだ・・・・まだまだまだまだ理想には程遠いけど、反省の多い日々だけど・・・

これからもこの子どもたちの姿をしっかり見て学んでいきたいと思う。

「はじめに子どもありき」

目の前の子どもたちこそ僕が立ち戻る場所なんだ。
by moomin0321 | 2009-11-01 23:39 | ほん